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恩師の退任記念祝賀会に行ってきました [仕事]

昨夜、母校・職場の恩師である中山和彦先生の退任記念祝賀会に行ってきました。場所はホテルオークラ東京でした。

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私は大学に19年間在籍していましたが、実際に大学で仕事をしたのは最初の3年だけでした。そのとき中山先生は教授ではなく講師でした。私達若い医者は病棟で仕事をしており中山先生は外来の担当でしたので、実際には余り接触がありませんでした。むしろ私が外の病院に派遣されてからのほうが中山先生にお会いする機会は多くなりました。

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中山先生は本当は精神病理、とくに森田療法がやりたかったのだそうです。しかし上司から生物学的精神医学をやることを勧められてそちらで業績をあげました。もちろんそれは時代の流れではあります。また非定型精神病や女性精神医学は中山先生の得意とするところです。しかし教授となってからは好きなことをなさるようになり、森田療法や病跡学などの講演がおおくなっています。私は当初中山先生のそのような歴史は知らず、biology をやっていた人がなぜいきなり病理を、と思ったのですが、先生のお話を伺って納得しました。

私が研修医時代に教わったU先生は中山先生の同級生ですが、残念ながら10年前にお亡くなりになりました。私は後輩としてU先生に接していました。そこで同級生である中山先生から見るとU先生はどんなふうだったのだろう?と思い、お聞きしたかったのですが、さすがに昨夜はそんなひまもなく、私は同級生や近い先輩・後輩とおしゃべりをしてきました。

新橋に一泊して帰途につきました。

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上手な医者のかかり方 [仕事]

日頃患者さんからよく聞く話ですし、ネット上の治療体験記にもありますが、私がそれを聞いて「まずいな」と思うことがあります。それは、

「受診する医者をコロコロ変えるな!!!」

です。

「○○という症状が出て、A病院に行ったら××病と言われて薬を出された。1日飲んで治らなかったので、すぐB病院に行った。ここの薬を2-3回飲んでも治らなかったので、次に....」

うちにもよくこのような人は来ます。その時、私はこのように尋ねます。

「その薬は1回だけ飲めばいい、とその先生に言われましたか?」
「言われていません」
「何日分薬を出されました?」
「5日分です」
「だとすると、5日間経ったらまた来てくださいねということだと思うけど、そういう説明は?」
「さあ....?」
「病名は言われましたか?」
「覚えていません」

幾つかの問題が含まれています。

まず医者のほうで的確に指示を出したか。

薬は治っても治らなくても飲み続けて、5日後に受診しなさい、と。それまで治るかもしれないし、治らないかもしれない。治らない場合は薬を取り替えるか、さらに検査をするか、対応を考えます、と。

もしこれを医者から言われていて勝手に病院を変えたとすると、治りが良くない場合、患者さんの責任かもしれません。

5日分の薬を出したということは、医者のほうでは現在の治療法が適正かどうか調べる5日間と考えているのです。

逆に、医者が「5日後に来なさい」と言っていなければ医者が悪い。

「副作用が出たから他の病院に行った」というのもよくあるパターン。副作用が出たらまたその病院に行って診てもらうべきです。

病気が何であるのか。どの治療法が効果があるのかは、ある程度の時間をかけて経過を見なければならないのです(救急は別)。それを患者さんのほうで勝手にどんどん医者を変えてしまっては、治るものも治らないのです。

たしかに、医者の中には患者さんと相性が合わない人や明らかに技術不足の人もいます(ただし多くの場合は技術不足というより専門外であるということがほとんどです)。

私たちは患者さんに上記のようなことをよく説明する必要がありますし、患者さんもわからないことは医者に積極的に尋ねることが大事です。