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うつ病なのか、ストレス障害なのか。そしてサラリーマン。 [仕事]

「会社でパワハラに遭ってうつになった」
「残業が多すぎてうつになった」

という言い方をする人がいます。これは間違いです。

このような場合には

「適応障害」
「PTSD」

など、ストレスによる障害のカテゴリーに入る診断名をつけなければなりません。

企業の規模の大小にかかわらず、労働環境の悪い職場にはこのようなストレス性の疾患が発生します。

会社の産業医(多くは精神科医ではない)や保健師はうつ病とストレスによる障害を区別できず、何度も増悪を繰り返す社員がいるとリワークを命じたりします。しかしリワークでは会社の環境を改善することはできません。本人がリワークプログラムを終了しても勤務を再開すると症状が再燃するのです。

しかし、もっと根本的な問題として、私が日頃職場のストレスから受診される患者さんを見ていて思うのは、

「みんながみんなサラリーマンになる」

のは無理なんじゃないかということです。

戦前はみんな自営でした。国民の多くは農家、職人、商家などです。サラリーマンという会社や役所に務める人はごく一部のエリートだったのです。

しかし戦後、人々は景気や天候に左右される自営業を不安定なものとみなして、高度経済成長期にはサラリーマン志向が一気に高まったのです。

会社に適応できない人たち(いじめるほうも、いじめられるほうも)の多くは、少人数の自営業ならばおそらく問題にならなかった人たちなのです。

誰も彼もがサラリーマンになるという考え方は、改める時期に来ていると私は思っています。


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